腰痛の種類とその正しい対処法について
三軒茶屋・池尻大橋エリアのパーソナルトレーニングジム、
axis mishuku(アクシス ミシュク)に所属するトレーナーの井上です。
腰の痛みは誰もが一度は経験したことあると思います。
ジワジワ痛くなってくる慢性腰痛もそうですが、
注意が必要なのは、何かの拍子で突然激痛が走り、動けなくなってしまう通称「ギックリ腰」です。
筋肉が硬い場合、関節の動きが制限されやすくなり、さらに疲れが溜まってくると硬直が増します。
その状態で重たい物を持ち上げたり、無理な方向にひねると、ギックリ腰が起こりやすくなります。
ギックリ腰にも種類があり、対処法が異なる
ギックリ腰は急性腰痛症の俗称であり、どこの組織が損傷しているかで対処法が変わってきます。
主に挙げられるのは関節・靭帯、骨、筋肉、神経といった組織です。
なかでも重症となるのは骨と神経です。
激痛が走るのですぐにわかりますし、本当に動けなくなってしまうので直ちに病院に行ってください。
痛み止めと湿布だけでなく、腰を固定したり詳しい検査をしたりすることになるでしょう。 ズキッとなり、固まっている感じがするけれど動くことはできる。
加えて、固まっている箇所の痛みが強ければ、関節、靭帯、筋肉のどれかを痛めています。
急性期と言われる受傷後48〜72時間は、患部を冷やすとよいでしょう。
よく「腰はあっためた方が良いの?」とたくさんの方に聞かれるのですが、
それは慢性腰痛の場合のみです。
筋肉が固まっているから痛みが出ている場合は温めるべきですが、最初から温めるのは逆効果です。
ギックリ腰を直すための手順
まずはアイシング。ビニール袋に氷を詰めて、平らにして腰の上に乗せて20分程度冷やしましょう。
氷嚢や水枕など便利なものがあるならそれでもOK。 数日経ってズキズキする痛みが落ち着いてきたら、今度は動かし始めます。
これも日常生活をスムーズにできるように戻るための大切なリハビリ。
腰を丸めたり、捻ったり、反ったりしながら動きを出していきます。
また同じ痛みを繰り返さないために
最後に痛みなくストレッチができるようになったら、再発しないように筋力トレーニングを行います。
しかし、すぐにガンガンと動かすわけではなく、まずは腹筋と背筋のバランスを整える前に、
「腹圧」をあげて、お腹のコルセット代わりになる筋肉を鍛えます。
鍛えるというよりも、普段使っていない筋肉を刺激して使えるようにするというところでしょうか。
やり方は簡単。
鼻から大きく空気を吸って、そのまま息が続かなくなるまで口から息を強く吐き続けます。
およそ7〜10秒程度長く強く続けることができればOK。
たいてい運動をしていない人はすぐに息が切れてしまいます。10呼吸を2、3セット行います。 腰痛予防だけでなく、締まったお腹も同時に手に入れてみませんか?